ブログ
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6.12015
急に切れなくなったみたい。
顕微鏡(ルーペ)で見ると、刃と刃がこすれ合うと磨耗して丸くなっていきます。これが進み、ある段階以上になると、毛を引っ掛ける事ができずに滑ってしまい切れなくなります。また、急に切れなくなったときはサビが原因も考えられます。
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6.12015
セニングの開閉時の音について
セニング(梳きハサミ)はクシ刃の溝で毛を捉えて棒刃でカットする構造になっています。シャリシャリという音は、棒刃とクシ刃のアタリが良いセニングです。当社では最大限音を軽減するように製造しています。しかししすぎるとカット率の低下等症状がでますので、全てを消すことはできないと思っております。
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6.12015
研磨・調整はどれくらいの周期で出す方がよいのでしょうか?
一般的に2~6ヶ月に1回の割合で研磨・調整を推奨しています。周期というよりも使用頻度や使い方、スタイリスト自身による手入れにより違いがあります。「ちょっと切れにくい」と感じた時に出すとよいでしょう。 万が一、ハサミを落した場合は使用をすぐに中止して頂く事をお薦めします。
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6.12015
小指かけ、ネジがすぐに緩んでしまうのですが
新品時ネジと鋏の間にパッキンが入っていますが、経年劣化で破れてしまったり、取れてしまったりします。パッキンを新しく入れることで解決いたします。
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6.12015
鋏の硬度について
硬度が高い鋏は、一見性能がよさそうですが。硬すぎるのも問題があります。鋏は製造の段階で、2つの刃の咬み合わせを調整する必要があります。その際に、ハンマーで反りの調整をします、硬度の高すぎる鋏は叩くことができません。そのため、細かいかみ合わせの調整ができない為、不良品がでやすいと考えられます。
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6.12015
普段の手入れ方法
1日のお仕事の後に、セーム皮や柔らかい布などで汚れを拭き取ってください。触点部分は、汚れが溜まりやすいので、ていねいに拭いてあげてください。汚れがひどい場合や、薬剤などの付着の可能性がある場合は、水洗いし、タオルで水分を十分ふき取り、オイルをさして保管してください。
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6.12015
使っていると開閉が重くなってきたのですが
使っていて突然スムーズでなくなった場合は、ハサミに付いた汚れが原因と思われます。触点部分をセーム皮などで軽く拭いてあげてください。そして触点部分にハサミ用のオイルを僅かに入れることで、汚れの付着防止になります。
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6.12015
ひどい刃こぼれがありますが、修理できますか?
刃こぼれが生じた部分は、その欠けている部分の一番深い部分まで、研磨によって削る必要があります。極端に削らなければならない症状の場合、一度確認をしてから作業に入ります。