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  1. 急に切れなくなったみたい。

    顕微鏡(ルーペ)で見ると、刃と刃がこすれ合うと磨耗して丸くなっていきます。これが進み、ある段階以上になると、毛を引っ掛ける事ができずに滑ってしまい切れなくなります。また、急に切れなくなったときはサビが原因も考えられます。

  2. セニングの開閉時の音について

    セニング(梳きハサミ)はクシ刃の溝で毛を捉えて棒刃でカットする構造になっています。シャリシャリという音は、棒刃とクシ刃のアタリが良いセニングです。当社では最大限音を軽減するように製造しています。しかししすぎるとカット率の低下等症状がでますので、全てを消すことはできないと思っております。

  3. 研磨・調整はどれくらいの周期で出す方がよいのでしょうか?

    一般的に2~6ヶ月に1回の割合で研磨・調整を推奨しています。周期というよりも使用頻度や使い方、スタイリスト自身による手入れにより違いがあります。「ちょっと切れにくい」と感じた時に出すとよいでしょう。 万が一、ハサミを落した場合は使用をすぐに中止して頂く事をお薦めします。

  4. ウィッグ用の鋏は別に用意するべきですか?

    カットウィッグの練習用で使用する鋏が欲しいと要望が多くあります。カットウィッグを切ると、鋏がすぐに切れなくなると思っている方が多いようです。

  5. 小指かけ、ネジがすぐに緩んでしまうのですが

    新品時ネジと鋏の間にパッキンが入っていますが、経年劣化で破れてしまったり、取れてしまったりします。パッキンを新しく入れることで解決いたします。

  6. 鋏の硬度について

    硬度が高い鋏は、一見性能がよさそうですが。硬すぎるのも問題があります。鋏は製造の段階で、2つの刃の咬み合わせを調整する必要があります。その際に、ハンマーで反りの調整をします、硬度の高すぎる鋏は叩くことができません。そのため、細かいかみ合わせの調整ができない為、不良品がでやすいと考えられます。

  7. 普段の手入れ方法

    1日のお仕事の後に、セーム皮や柔らかい布などで汚れを拭き取ってください。触点部分は、汚れが溜まりやすいので、ていねいに拭いてあげてください。汚れがひどい場合や、薬剤などの付着の可能性がある場合は、水洗いし、タオルで水分を十分ふき取り、オイルをさして保管してください。

  8. 使っていると開閉が重くなってきたのですが

    使っていて突然スムーズでなくなった場合は、ハサミに付いた汚れが原因と思われます。触点部分をセーム皮などで軽く拭いてあげてください。そして触点部分にハサミ用のオイルを僅かに入れることで、汚れの付着防止になります。

  9. ひどい刃こぼれがありますが、修理できますか?

    刃こぼれが生じた部分は、その欠けている部分の一番深い部分まで、研磨によって削る必要があります。極端に削らなければならない症状の場合、一度確認をしてから作業に入ります。

  10. 機械研ぎで仕上げますか?手研ぎですか?

    研ぎには様々な工程がありますが、当社では電動機械も使いますし、手作業で行う部分もあります。その鋏の症状に合った最高の方法を考えて行います。

株式会社 無印

本社/工場
〒170-0011
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